できるだけ自分の歯を残す

歯科治療において大切なのは、もとからある自然の歯をできるだけ残すこと、そして治療した歯を、なるべく長く保たせることだと考えます。最近は、虫歯が原因で抜歯をすることは少なくなってきましたが、歯の根っこの部分が割れてしまう歯根破折で抜歯をしなくてはならいケースが増えてきています。

これは、歯の神経を抜いてしまったことが主な原因です。歯は神経を抜いてしまうと、もろくなってしまうのです。歯の下には神経がありますから、大きめの虫歯があったときに、その虫歯の部分を一気に全部取り除こうとすると神経が露出してしまい、神経まで抜かなくてはならなくなります。

しかし神経を残そうとするのなら、数回の治療に分けて丁寧に処置をすれば良いのです。これは、決して特別ではない基本的な治療法ですが、一気に治療をしてしまう歯科医院もあるようです。基本を大切にした治療は、歯を残すことにつながるのです。

少しでも多くの患者さんを診るために

当院は予約制で診察を行っていますが、インターネットでのオンライン予約は行っていません。それは、限られた時間の中で、一人でも多くの患者さんの治療をしたいと考えているからです。

初診の場合は、検査や説明などで時間が長めにかかりますし、治療の内容によっても、かかる時間は長くなったり、あるいは短くなったりと、患者さん一人ひとりで違います。それをオンライン予約で、一定の時間枠を決めて予約を受け付けてしまうと、無駄な時間がでてきてしまうのです。 無駄な時間があるのなら、私はそれを、一人でも多くの患者さんの治療に充てたいと思っています。

子供や車椅子の方でも安心して通っていただけるように

小児歯科については、大学病院の小児歯科でも長年、研修を行っている女性医師（日本歯科保存学会専門医）が担当しています。診察室は広めにとってあり、ベビーカーのままで診察台まで来ることができるようにしてあります。

親御さんが、お子さんの治療中に横に付き添うこともできますし、もう一人お子さんがいても一緒に診察室へ入ってもらって、そばに座ってもらえるようにしてあります。お子さんの歯の治療でも、余計な心配をせずに利用いただければと思います。 また車椅子でも、同様に診察台までそのまま来ることができるようになっていますので、車椅子の方も安心してご利用ください。